公認会計士を目指すにあたり、現実的に考えた事(就職できるか)

監査法人

公認会計士試験に合格しても、すぐに公認会計士になれるわけではない

公認会計士試験合格後は、公認会計士の独占業務である「監査」の実務経験が3年間と、実務補習所での勉強が3年間必要となります。将来的に監査をするつもりはない場合でも、制度上、通らなければならない道となります。 そのため、一般的には、公認会計士試験合格後は監査法人へ就職します。

お医者さんを目指す人が医学大学に合格して、大学病院で研修医として働くというイメージと似ています。 公認会計士試験に合格しただけ、勉強しただけ、暗記しただけ、ということでは何の役にも立ちません。 得た知識を「使ってなんぼ」ということになります。

合格後も、まだまだ越えなければならない壁がありますね。

実務経験の詳細は、金融庁のホームページに掲載されています。 https://www.fsa.go.jp/ordinary/kouninkaikeisi/#1-1

実務補習は、要件を満たせば、3年を1年に短縮することもできます。 https://jfael.or.jp/institution/information/format2-3

これらの要件をクリアし、公認会計士の三次試験と言われる「終了考査」に合格して、晴れて「公認会計士」と名乗ることができます。

本当に、長い長い道のりですね。

公認会計士試験合格後、40代でも、働き口があるのか?

一般的な就職活動で考えれば、40代以降の就職は非常に厳しい戦いになります。

私が公認会計士の試験勉強を始めた頃は30代半ばでしたが、勉強期間が長引く事を想定し、40代で合格したとしても監査法人での就職が可能なのか、考えました。私が勉強を始めた当初は、監査法人の公認会計士不足がニュースになる程でしたが、現在はどうなのでしょうか?

近年、公認会計士の受験者数が増加しており、私が合格した令和5年は、過去最高の受験者数となっていました。一方で、公認会計士試験の合格者数は増えてはいるものの、劇的には増えていません。

また、2023年9月20日の日経新聞では、「会計士、志願2倍でも監査法人離れ 企業の引き合い強く」というタイトルで記事が出ていました。公認会計士のキャリアの幅が増え、監査法人から一般事業会社へ転職するケースも増えているようです。

2023年のリクルート活動では、各監査法人とも非常に手厚い対応を受けた印象で、まだまだ人手不足が続いているように感じました。

20代と比べれば、40代の監査法人への就職のハードルは、確かに上がるかと思います。

しかし、「社会人経験がある(=社会に揉まれてきた)」事は、監査法人側ではウェルカムであり、強みになるかと思います。私の受験仲間(40代・元営業マン)は、経理の経験等はありませんでしたが、大手監査法人へ就職しました。

就職状況については、元大原・元LEC講師の松本先生が、ブログ「まつブロ」でお話されています。

https://roadtocpa.net/QA/e17.html

40代の就職については、同じく「まつブロ」で、次のお話も勉強になりました。

Q006:監査法人の就職状況について2
LEC松本講師による公認会計士受験生応援ブログ 「まつブロ」

松本先生は、現実的な目線でお話をされているかと思いますが、40代だからといって、年齢を理由にあきらめることはない、挑戦することは素晴らしいんだ!と、私はこのようなメッセージの受け取り方をしました。

松本先生は、私が公認会計士の試験勉強を始めてから合格するまで、ずっと支えてくださった恩師です。松本先生は、もともと大原やLECで講師をされていましたが、今は「アカ凸」という公認会計士の受験学校を立ち上げていらっしゃいます。私はアカ凸開講当初からの会員で、公認会計士試験合格後は永久会員になることができました。ぜひ、こちらものぞいてみてください。

アカ凸公式ホームページ
オンライン専用公認会計士受験予備校!アカ凸公式ホームページへようこそ!

監査法人の面接で「上司が年下になっても大丈夫ですか?」と聞かれる

監査法人へ就職すれば、ほとんどが自分より若い方たちで占められますので、直属の上司や先輩も、年下ということになります。私は大手監査法人と中小監査法人に面接を申し込みましたが、面接を申し込んだすべての監査法人で「上司が年下になると思いますが、問題ないですか?」 と聞かれました。

私は、「全く気にしていません。恥ずかしながら、私が20代の頃は何も考えていませんでしたので、お若い方が会計士を目指す時点で尊敬しています。お若い方からも、たくさん勉強させて頂きます。」 と、素直にお話しました。正直な気持ちをお伝えしましたが、今になって振り返れば、カッコイイとも言えませんし、内容が正しいかは分かりません・・・。

話は少し変わりますが、以前、賃貸物件で引っ越しを考えた際、築40年の物件を見て「作りが古いな~」と感じた事がありました。そこでふと、自分に置き換えて、40代は古いのか、と考えるようになりました。賃料を気にしなくて良いのであれば、「築40年と築20年、どちらが良いか?」と聞かれたら、当然、築20年の方を選択するかと思います。

築50年のものと新築物件では、キッチンの高さが5cm違う事もありました。日本人の平均身長に合わせて進化しているのだなと感じます。

自分より年下の方たちが、どのような事を考えて、何を大切にしているか等に触れられる事は非常に貴重な経験かと思います。そして、私は個人的に興味がある事として「親からどのように教育を受けたら、そんなに勉強ができる子に育ったの?」など、親目線で、聞きたい事が満載であります。

今の若い方からどんどん吸収するからこそ、「築40年のリノベーション」 が行われ、また住みたいと思ってもらえる物件になるのではないでしょうか?

「女性であれば採用」と言われた話

私の受験仲間の一人で、中堅監査法人にお勤めで、リクルーターもされていた方がいました。私が公認会計士試験に合格した事をその受験仲間に報告したところ、電話がかかってきて「もし希望の監査法人に行けなかったら、うちに来て」とお話を頂きました。そこで、私が年齢の事を気にしている点を伝えると、

「ここだけの話、女性だったら採用だよ」

と言われました。私が「良いから」ではなく、私が「女性だから」お電話を頂いたということですね(;^ω^)

これまで、「女性だから」という意味合いが付くと、私の中では、どちらかというとネガティブなイメージがあったのですが、監査法人の就職では非常にポジティブなイメージで、女性比率を高めたいのはどこの監査法人も同じように感じました。

今、公認会計士試験を勉強中の女性の方、監査法人の就活は問題ありません。

女性の方は安心して、試験勉強を続けてください。

そして、短答生は次の短答式試験のタイミングで短答合格を突破し、論文生は次の論文式試験のタイミングで全力を尽くし、この苦しい受験生活をに終止符を打ってやりましょう!!

あなたなら、絶対合格できる!!

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